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医療用大麻とは
What is Cannabis?
医療用大麻って?
大麻の分類と2大成分
大麻の分類と2大成分
- 医療用大麻とは?
- 大麻(カンナビス)には120種類以上のカンナビノイドを含む多くの成分が含まれています。その中でも、最もよく研究され、使用されている代表的な2種類のカンナビノイドは、テトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)です。医療用大麻製品には、THCを主成分とするもの、CBDを主成分とするもの、両方を含むものがあります。それぞれが有用な治療効果を持つことが研究されています。
- THC(テトラヒドロカンナビノール)
- THCは、痛みの緩和、吐き気の抑制、けいれんの抑制、食欲増進などの効果があります。しかし、大量に摂取すると脳内を過剰に刺激し、いわゆる「ハイ」の状態を引き起こします。ただし、低用量ではそのような状態には至りません。
- CBD(カンナビジオール)
- CBDは、抗不安、抗てんかん、神経保護、血管弛緩、抗けいれん、抗虚血、抗がん、制吐、抗菌、抗糖尿、抗炎症、骨の成長促進など多岐にわたる薬効が認められています。また、CBDはTHCとエンドカンナビノイドの効果を減少させる働きもあります。
- 医療用大麻製品
- 医療用大麻とは、医療目的で使用される大麻関連製品を指す広義の言葉です。法律用語や医療分野では「大麻ベースの医薬品(CBPM: Cannabis-Based Prescription Medication)」と呼ばれることもあります。カプセル、錠剤、オイル、スプレー、バッズ(大麻の花)など、さまざまな形態の製品がこのカテゴリーに分類されます。日本では今回の法改正によって、治験を経て承認を得た大麻由来の医薬品のみが合法化されます。医療用用途であってもバッズ(大麻の花)の喫煙などは認められていませんので、西側諸国の医療用大麻合法化とは異なります。
- ヘンプ(産業用)とカンナビス(医療用)の違い
- 大麻(カンナビス)について語る際、西側諸国ではヘンプとカンナビスという言葉で明確に法律に定義されています。
欧州では、乾燥重量でTHCが0.2%以上のものをカンナビス、それ以下のものをヘンプと呼び、アメリカではTHCが0.3%以上のものをカンナビスと呼びます。日本も法改正によって、医療用用途向けの大麻(カンナビス)栽培と産業用用途向けの大麻(ヘンプ)栽培とでライセンスが分けられる方向です。
大麻の効能って? 医療効果が期待されている病気
大麻の効能って? 医療効果が
期待されている病気
医療用大麻は、これまで有効な治療法がなかった希少疾患をはじめ、多くの症状に効果が期待できます。
- ・痛みの症状
- ・慢性疼痛
- ・線維筋痛症
- ・片頭痛
- ・群発性頭痛
- ・神経障害性疼痛
- ・がん関連痛
- ・エーラス・ダンロス症候群
- ・緩和ケア
- ・精神疾患
- ・ADHD
- ・不安症
- ・広場恐怖
- ・自閉スペクトラム症
- ・うつ病
- ・不眠症
- ・強迫性障害
- ・PTSD
(心的外傷後ストレス障害) - ・トゥレット症候群
- ・神経症状
- ・自閉スペクトラム症
- ・てんかん
- ・片頭痛
- ・群発頭痛
- ・多発性硬化症
- ・神経因性疼痛
- ・パーキンソン病
- ・消化器
- ・クローン病
- ・潰瘍性大腸炎
- ・過敏性腸症候群(IBS)
- ・がん関連疾患
- ・不安
- ・吐き気と嘔吐
- ・食欲不振
- ・うつ病
- ・緩和ケア
エンドカンナビノイド・システム(ECS)とは?
エンドカンナビノイド・システム
(ECS)とは?
エンドカンナビノイド系(ECS)は、ヒトの中枢神経系と免疫系全体に発現している神経調節系であり、ECSは神経伝達物質(エンドカンナビノイドとして知られている)、受容体、酵素から構成されています。エンドカンナビノイドも大麻由来のカンナビノイド(植物性カンナビノイド)も、これらの受容体(CB1およびCB2)と相互作用することができます。エンドカンナビノイド系は、気分、記憶、食欲、体温、ホルモンレベルの調節をはじめ、痛みのシグナル伝達や炎症など、多くの生理的・認知的機能に関与していることが示されています。
大麻とガン
THC がガン細胞の CB1 または CB2 カンナビノイド受容体部位に結合すると、セラミド合成が誘発され、細胞死をもたらします。正常な細胞は THC の近くにいてもセラミドを生成しないため、カンナビノイドの影響を受けません。
ガン細胞が死ぬ理由は、毒性の化学物質ではなく、ミトコンドリアに小さな変化があるためです。細胞内のミトコンドリアの目的は、細胞が使用するエネルギーを生成することです。セラミドが生成されると、スフィンゴ脂質レオスタットが上昇します。この生成により、エネルギー合成に不可欠なタンパク質であるシトクロム c に対するミトコンドリア膜の透過性が高まります。その後、シトクロム c はミトコンドリアから押し出され、最終的にその特定の細胞のエネルギー源が死滅します。
セラミドが存在すると、ガン細胞が生き残る可能性はなくなります。これは、ガン細胞に遺伝毒性ストレスを引き起こし、p53と呼ばれるミトコンドリアのカルシウム代謝を阻害するタンパク質を生成するためです。また、セラミドはすべての細胞機能に必要な栄養素を生成する細胞の消化器系を破壊し、生存促進経路を積極的に阻害します。
ガンを殺すプロセスの鍵は、システム内のセラミドの蓄積です。つまり、THC が豊富な大麻抽出物 (最低55%) を一定期間にわたって十分な割合で摂取することで、患者はガン細胞の死を促し続けることになります。
世界は大麻合法化、非犯罪化、非厳罰化の流れ
世界は大麻合法化、非犯罪化、非厳罰化の流れ
世界51か国で医療用大麻が合法であり、米国は43の州、テリトリーで医療用大麻が合法、多くの先進国では非厳罰化、非犯罪化が進行しています。
現在、日本での医療用大麻は臨床試験を経て承認された医薬品のみが合法になる予定で、欧州などのように漢方、ハーブとしての利用は認められていません。
具体的には、グローバルでは2020年12月、国連がついに医療用大麻を認め、大麻を「最も危険」分類から削除しました。2022年10月には、バイデン米大統領が大麻の単純所持で捕まった人たちにを恩赦を与えました。また、2024年4月米国の麻薬取締局(DEA)の上位組織である司法省は、大麻を乱用の可能性が高いとされるヘロインなどが同じ「スケジュールI」から、身体的・心理的依存の可能性が中程度から低い「スケジュールIII」に変更するよう勧告し、医療用用途としての研究の活性化と使用拡大に繋がる道が開かれました。2024年4月ドイツ政権は娯楽目的の使用を解禁しました。一方で日本でも、2022年4月に大麻成分の薬が難治性てんかん用に日本初めて治験が行われ、それに伴って大麻取締法が改正されることとなり、2023年12月には、大麻由来の医薬品の開発、生産、医療用大麻栽培が可能になる法案が成立し、2024年内に施行される予定です。また、日本政府の年金ファンド(GPIF)は上場大麻企業に投資しており、日本の機関投資家による投資もすでに合法的に可能になっています。
- 大麻医薬品
- 国・地域の例: 日本、韓国など
製品の種類: Sativex(サティベックス)、Epidiolex(エピディオレックス)Marinol(マリノール)、Cesamet(セサメット)、など。これらは厳格な臨床試験を経て承認された医薬品で、特定の病気や症状に対して処方されます
- 娯楽用大麻
- 国・地域の例: カナダ、ドイツ、ルクセンブルグ、メキシコ、ウルグアイ、アメリカのカリフォルニア州、ニューヨーク州など
製品の種類: 大麻の花穂、オイル、ベイプ、
食品(グミやチョコレート)、飲料など。娯楽用大麻は個人の選択として使用され、法的に認められている地域で販売されています。
- 医療用大麻
- 国、地域の例: 欧州諸国、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ州、タイなど
製品の種類: 大麻の花穂、オイル、ベイプ、タブレットなどがあります。これらは医療目的でのみ使用され、基本医師によってハーブ、漢方として処方されます。例えばてんかん、うつ病、睡眠障害、慢性痛の管理や化学療法による副作用の緩和に役立てられます。
なぜ植物工場? 安心安全の植物工場技術の強み
医薬品グレードの大麻の生産には厳しい品質管理が求められるため、屋内栽培が主流となっています。大麻は歴史的に十年前までは全ての国で非合法であったため、医療用大麻をインダストリアルなスケールで栽培してきた事業社はありません。KISEKIは日本の植物工場で培った技術、ノウハウを持つトップ人材が揃っており、データに基づいた栽培管理を行っています。このアプローチにより、害虫発生や品質のばらつきリスクを低減し、トレーサビリティ、セキュリティー、コンシステンシーを確保した、安全で安心な日本品質の医療用大麻を提供していきます。
工場内では、一般的な散水ではなく点滴灌漑を採用し、水の使用量を1/20に削減しています。これにより、植物に必要な栄養素を適切な量だけ届けることが可能になります。また、従来のHPS(高圧ナトリウムランプ)ではなくLED照明を使用することで、大幅なエネルギー使用量の削減を実現しました。これらの取り組みにより、環境に優しいサステイナブルな農業を実践しています。
KISEKIは、これらの技術と経験を活かして、高品質で信頼性の高い医療用大麻を生産し、持続可能な農業の未来を切り開いています。
なぜ植物工場? 安心安全の植物工場技術の強み
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